2009年9月28日月曜日

政権交代


 連日のように報道される鳩山首相のG20サミットでの声明
日本国としての首相の思いを伝えました。

国内では、群馬県の八ツ場ダムの建築中止の問題
沖縄では、米軍基地移転の問題
鳩山首相不在の中、それぞれの大臣が現地を視察されている様子を
テレビは報道していました。
それぞれの大臣が、自身の言葉で自分の思いを語っています。

「鳩山首相は、本当の首相としての働きをしているな。
自分のすべき事は何かがわかっている。
だから、大臣は大臣の仕事に専念できる。
大臣自から現地に赴き、実際の現場を見て住民の意見を聞く。
それでええんよ。それでええんよ」

いつもの主人のぼやきも少し変わって来ました。

私にはわかりにくかった政治の問題。
でも、最近わかりやすくなったと思うのは、政治に関心を持ち始めたからでしょうか

それは、私達が疑問に思う事が正しく報道されだしたからのように思うのです。

八ツ場ダムの建築中止の問題も継続して欲しい人の声、中止に賛成する人の声
それぞれの思いがわかりやすく報道されています。

政権交代は、自民党から民主党に大きく変化しました。


言葉に出す事はそこに責任が大きくのしかかります。
何もいわなければ責任もかからないでしょう。
指摘される事もないでしょう。

でも、言葉に出すから行動も変わるのです。
出した言葉に責任を持とうとするのです。

言葉は明日の自分を変えてくれるのです。








2009年9月21日月曜日

ペットショップ


 ワンワン

甘えた声で出迎えてくれたのは、尻尾と頭をピンクに染めたペットショップのモデル犬です。

二度目の取材をお願いしたペットショップは
「着てみてくださいました」シリーズの総集編。

新しいターゲットに、b×cユニフオームを着てみていただこう
着て頂いた生の声をお客様に届けよう!
そんな企画がスタートして、半年が過ぎました。

高齢化社会、ますますペットブームは広がって
トリマーは動物好きの若い人たちに人気の職業。

6月の水曜日
はつらつとした若いトリマーさん達は、朝から忙しく働いておられました。

「ポロシャツはちょっと暑くてエプロンも毛がついて困りました。」
盛夏、ペット達のシャンプーやドライヤーかけに忙しいスタッフの皆さんの生の声。

「今まで着ていたエプロンは毛がつきにくくてとても良いですよ。」

お尻まで隠してくれるエプロンはポケットもいっぱい付いて 「便利でかわいい」
当然、保湿効果のあるポロシャツも喜んでいただけると思い込んでいた私です。

改めてサンプルでご提案した毛のつきにくいチェックのエプロン。
ポロシャツも、「気候もよくなり、とても着易く重宝しています。」

社長さんの声に勇気付けられた私です。


2009年9月14日月曜日

アルバム


押入れの整理をしました。

間口を塞いでいた古いゴルフ道具を取り除くと長い間日の目を見なかったのは
なつかしいアルバムたちです。

緑の畑を背に苦虫をかんだ母の横で笑顔を振りまいているのは私達姉妹です。

母の写真はどれも苦虫
笑っている写真がありません。

浅黒く日焼けした肌に刻まれた太いしわ、
落ち込んだ目の下にさらに小さなしわがいっぱいです。

お母さん、
なぜあの時わからなかったのでしょう。
なぜあの時知ろうとしなかったのでしょう。

貧しさの中にどんなに子供達の幸せを願った事でしょう。
どんなに家族の幸せを願った事でしょう。

「何か欲しいものある。どこか行きたい所がある」
病床の母に伝えた妹の声に

「何も欲しいものは無いよ。いろいろな所にお父さんと行ってとても幸せだったよ」

最後に残した母の言葉を思い出すのです。

2009年9月7日月曜日

朝日


 東の空に、お日様が顔を出しました。

朝六時、眠い目をこすりながらお布団をたたみます。
一番にする仕事は会社のシャッターを開けること。

土間に水をまき、端から丁寧に掃いていきます。

清められた土間で
「おはようございます。いらっしゃいませ。」

「誰もいなくても大きな声で言いなさい。
やがて人が集まってくる会社になるから・・。」

中学校を卒業して働きながら高校に通っていた私達に
会長は夢を語ります。

「いつかきっと、自分のブランドを持ったメーカーになるよ。」

病気と闘いながら工面された給料に
会長は抱えきれない夢を渡して下さるのです。

今朝も、東の空を照らしながら朝日が昇っていきます。
あの頃と同じ朝日です。



2009年8月31日月曜日

選挙


 「政治家も役所も人数が多すぎるんよ。
衆議院も参議院も、地方議員も・・・。
少なかったら皆が必死で仕事をするよ。
地方議員も、自分の出た地区だけの事を考えていたのでは選ばれない。
本当に必要な所から、予算を取ろうとするよ。
真剣勝負だよ。皆真剣勝負だよ」

いつものように、新聞を読みながら政治の話、経済の話、最後は我が家の事に
主人のぼやきは夜遅くまで続きます。

昨日は時代を大きく変えて欲しい衆議院の総選挙
新しい党も加わって
最終的に政権交代の結果になりました。


経済の問題、
子育ての問題、
老人福祉、
環境問題、
あらゆる問題が山積みです。
でも、私達はどっちを向いていこうとしているのか。
10年後、20年後、100年後にはどのようにしたいのか。
だから今、何をしようとしているのか。
そんな指導者を皆が待っているのです。

苦しい、厳しい、誰もがわかっています。
でも、今このままではいけない、少しでも矛先を替え新しい時代を創って行きたい。

小さな企業も、必死で明日の行くべき道を決断しようとしているのです。



2009年8月24日月曜日

お花屋さん


 広島に着きました。

「近くにお花屋さんはありませんか」

バスを降り探したお花屋さんは、こげ茶のエプロンがよく似合う
コーヒーショップの横のエスカレーターを降りた所にありました。

透明なドアを開けると、緑の木々が私たちを迎えてくれました。
人が行き交うビルの中、小さなお花畑がその一角をおおっています。

白い菊の花の中をぬけると、色とりどりのバラ達がお花の階段を作っています。
赤い花はフリージア、マーガレットのやさしいピンク、
そして娘の大好きな黄色い花のガーベラは頭をそろえて並んでいます。

「かわいい黄色の花束を・・」
白いブラウスに、黒いエプロン、笑顔のおねえさんにお願いしました。

「有難うございました」

メッセージカードをつけて受け取った花束。
透明なシートの間から顔をのぞかせた花達は競って天を仰ぎます。

出口を見失った私達に階段を上って見送ってくださった店員さん。

黄色い花束の中で娘の笑顔が
いただいたやさしさと一緒に輝いていました。


2009年8月17日月曜日

お好み焼き屋さん


 お好み焼きを食べに行きました。

夕方六時、駐車場はもういっぱいです。
戸口には何組かの人がいすに座って順番を待っています。

「今日も多いね。」

どんなにお客さんが混んでいても必ず座るのはカウンター
熱々のお好み焼きをヘラできって食べる、ちょっとツーぽく主人は気取ります。

「肉玉、そば入り、生ビールね」「それから、ホルモン」

まだ十代かなと思える幼顔のお兄ちゃん、お玉にすくった生地を小さく落とし背中で
うすーく平らに伸ばします。

おっ上手になったね。失敗がなくなったじゃん、小さな拍手を送ります。

鉢巻をした大将はキャベツを山に載せお肉をその上に広げます。

「はい、〇〇ちゃんビール生用意して、ホルモン一緒にね」
手と口が同時に動きます。決して怒り声ではありません。

大勢のスタップが大将の声に流れていきます。
その流れは急ぎ足でもなく、声高でもなく、ゆっくり いえいえゆっくりではありません
欲しいときに欲しいものが流れになって動いていくのです。

じっくり丁寧に焼き上げたそばの上に逆さになったキャベツが乗ります。
割られた卵は押しつぶされ、そばとキャベツを乗せられてさらに押しつぶされます。
ソースをかぶり、のりをまかれ、次々に送り出されるお好み焼き。

鉄板の上にはリズムに合わせて踊る、踊り子がいるようです。
大将の声がやさしい音色に聞こえます。

「ご馳走様」「ヘイ、有難う」

のれんをくぐりながら、また来ようと思うのです。