2014年8月18日月曜日

お盆休み


 雨続きのお盆休み
孫たちと、親戚でもらったスゴロクをして遊びました。

僕はピカチュー、主役のキャラクターを選んだのは次男です。
「じやー僕はこれ」 長男は紫色の亀を選びました。
一番は、じゃんけんで勝ったお兄ちゃんからです。
とんでもない所でサイコロを振ろうとする次男をなだめながら、やっとゲームが始まりました。

ここに止まったら一回お休みだって、
「いち、にー、さん、」 お休みのコマをとばして三個進もうとするお兄ちゃんです。
「ズルしてはだめよ。」「ちがうよ。」
「たっちゃん、ゲームはね、皆でルールを守ってしないと楽しくないよ。
ルールを守ろうね」 「はい」。

創業は、従業員数名の小さな縫製工場でした。
ただ、時間から時間まで必死でミシンを踏みました。
就業規則も経営理念も無い小さな工場です。まだ会社とも言えません。
あったのは先輩からの厳しい一言。
「お喋りすると、手が止まってるよ」
「製品が汚れるよ、掃除は丁寧にしなさい」
いやいや先輩の注意を聞いていました。
やがて、工場の壁に張り出されたのは、「次工程はお客様」
仕事とは、経営とは、必死で学んでおられたのは会長でした。

小さい子供用のゲームです。
「ここに来たら一個進むよ、ここは一個戻るね」
もう一度説明してゲームを始めました。
「ひろちゃん、ちがうよ」
お兄ちゃんについにパンチをされて、なきながらゲームは終わりました。
「また、明日しようね。」
きっと、明日は今日より成長した二人に会えるはず。





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  





2014年8月11日月曜日

笑顔


 カンブリア宮殿で紹介されていたのは、コインパーキング 「タイムズ」

その最大の武器は、自社で開発した「トニック」というシステムだそうです。
現場に行かないと、稼動しているかどうかがわからない。
故障は、お客様の苦情の電話で始めてわかる。
売り上げも、集金してみないとわからない。

危機感を持った二代目社長が提案したのが、自社開発したオンラインシステム「トニック」
全国の駐車場と本社を、オンラインで結びリアルタイムで管理する
画面に映し出されたのは、指定した駐車場の様子です。
稼働状況、売り上げの推移もわかる。
利益20億の会社に40億の投資は会社が傾きかねない投資
でもその投資が現在の「タイムズ」をささえているのです。

「いい駐車場を作ると、人が集まって街が出来る」

創業者の理念が紹介されていました。
そこに見えたのは、車社会ではありません。
人が移動する、移動の手段が車だっただけ、
見つめておられたのは、人だったのでは。

「すべての働く女性のために」
創業者の思いは単なるユニホームではありません。
働く女性の笑顔へと繫がっているのです。


2014年8月4日月曜日

凡人


「出来ません」
言ったとたんに、全ての流れが止まってしまいました。

「これはトップ命令、やれる方法を見つけなさい」
会長の厳しい一言、
いつの間にか忘れていた言葉でした。
そこに在ったのは長年の経験、
でもその経験が邪魔していたのです。

一人で無理が行くなら、二人でやればよい
コストがかかるならやり方を変えればよい
凡人は単純なことを複雑に考える。
偉人は複雑なことを単純に考える。

頭の上に石を乗せて
「出来ません」の一言は、明日を止めてしまいました。

若い頭は、夢を追いかけているのです。



























































































































































































































































































2014年7月28日月曜日


 朝のラッシュを避けて、通勤の近道
脇に何か塊が見えました。
速度を緩めて見えたのは、亀の甲羅です。
亀は左右に行列を作らせて、土手から川土手まで
ゆっくり歩いてわたっています。

長年温めてきた夢がありました。
それは、何時切っても、何処で切っても、金太郎飴のように
毎日コツコツと流れていく工場です。
行き先は整然と整理された商品管理センター。

繁忙期も閑散期もありません。
向き合っているのは、自分自身
戦っているのは自分への挑戦

溜まったほこりは、澱みを膿みます。
でも、澱みを取り去った後の工場は、さらさらと流れていくのです。

左右に広がっていた行列が動き始めました。
ゆっくりゆっくり、亀は土手まで渡りきったのです。







2014年7月15日火曜日

隙間


 月曜日の朝、社内ネットの掲示板に新聞の切抜きが載っていました。

見出しは「海外にも負けないコストで」
紹介されていたのは、福山市の「アーバンナワチ」という会社でした。
モンスラは実用品、品質の安定と生産性がカギになる
しかも素材は伸縮性が大きくその取り扱いが難しいと、縄稚社長。
そこには独自のノウハウや研究の成果が紹介されていました。

何処の生産現場も、日々コストと、品質の戦いです。
忙しく動く人達、ひっきりなしに動いているミシン、ボイラー、キャムの音
一見全ての機械がたえず動いているように見えます。
でも、よく見てみると機械より人の動きに目がとまります。
ミシンの左右に置かれたそれぞれのパーツ、
手で取り、縫い位置を合わせ、針の下まで持って行きます。
そこで初めてミシンは動き始めるのです。
「アーバンナワチ」ではこの無駄な工程を省くため、
裁断後すぐに左右のパーツを重ねておくそうです。

工場には縫製だけではありません、さまざまな工程が集まって一つの製品が出来上がります。
何処に何をおくのか、どのように整理するのか、空いている手をどう動かすのか
機械が動いていない隙間の時間。

リミットは男物が台頭する作業ユニホーム業界の中で、
隙間商品 女性ものをターゲットにしました。

工場も、販売もこの隙間をいかに埋めていけるか
一人ひとりの力が試されているのです。


2014年7月7日月曜日

波紋


 毎朝、朝礼で聞いている訓話のテープ

「問題の無い会社は、無い
どんな会社にも問題がある、むしろ問題の無い会社は無い。
問題を解決していく時、そこに働き甲斐が見つかる」
先週は、そんな内容のテープでした。

古参の社員さん、

問題が先にあるのではない。
課題があるから、問題が見えてくる。
その問題を取り組んだ時、次の課題が見えてくる。

整然と並んだ商品、磨かれた床
倉庫の中は、一目瞭然、一目で商品の流れがわかります。
次の課題が見えてきます。

「波の無い池に大きな石を投げるのが、私の役目。」と、会長
ひとつ課題をクリアしたと思ったら、次の石が投げ込まれます。
波紋は、大きく大きく広がっていきます。

共に広がる波紋を追いかけた仲間は
今、自ら石をなげようとしているのです。



2014年6月30日月曜日

薬味


 日経新聞、六月の「私の履歴書」は
アサヒグループホールディングス相談役の、福地茂雄さんでした。

淡々と語られた企業活動の中で、新設された名古屋支店販売2課長に命じられた時のお話。
「君はどういう考えを持って、部下に接するのか」と、本田博名古屋支店長。
「自分に出来ないことを部下に求めるのは卑怯です。自分に出来ることはしっかりやらせます」
「君は管理職としては落第だな、それだと君のコピーばかり出来てしまう。」

夏物繁忙期を過ぎ、それでも追いかけている受注残は、多品種小ロットではありません。
過去に例の無い多品種極小ロットです。
それでも、採算、品質、納期、どれも絶対条件、何一つ外す事は出来ません。

長男夫婦から、記念日のお祝いに豆腐料理の専門店、「梅の花」に招待されました。
移転して一年、木立の間にたたずむお店は、淑やかで上品なたたずまいを見せています。
「おからサラダ、温み豆腐、豆腐シュウマイ、田楽、ゆば」、
庶民の台所をあずかっている豆腐はさらに工夫され、
添えられた薬味と一緒に、その姿を高級食材へと変身させていたのです。

多品種小ロットへの取り組みは、今始まったわけではありません。
過去何年来の大きな課題です。
それでも、挫折の積み重ねは、新たな薬味を生み出しているのです。