日経新聞、六月の「私の履歴書」は
アサヒグループホールディングス相談役の、福地茂雄さんでした。
淡々と語られた企業活動の中で、新設された名古屋支店販売2課長に命じられた時のお話。
「君はどういう考えを持って、部下に接するのか」と、本田博名古屋支店長。
「自分に出来ないことを部下に求めるのは卑怯です。自分に出来ることはしっかりやらせます」
「君は管理職としては落第だな、それだと君のコピーばかり出来てしまう。」
夏物繁忙期を過ぎ、それでも追いかけている受注残は、多品種小ロットではありません。
過去に例の無い多品種極小ロットです。
それでも、採算、品質、納期、どれも絶対条件、何一つ外す事は出来ません。
長男夫婦から、記念日のお祝いに豆腐料理の専門店、「梅の花」に招待されました。
移転して一年、木立の間にたたずむお店は、淑やかで上品なたたずまいを見せています。
「おからサラダ、温み豆腐、豆腐シュウマイ、田楽、ゆば」、
庶民の台所をあずかっている豆腐はさらに工夫され、
添えられた薬味と一緒に、その姿を高級食材へと変身させていたのです。
多品種小ロットへの取り組みは、今始まったわけではありません。
過去何年来の大きな課題です。
それでも、挫折の積み重ねは、新たな薬味を生み出しているのです。
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