朝のラッシュを避けて、通勤の近道
脇に何か塊が見えました。
速度を緩めて見えたのは、亀の甲羅です。
亀は左右に行列を作らせて、土手から川土手まで
ゆっくり歩いてわたっています。
長年温めてきた夢がありました。
それは、何時切っても、何処で切っても、金太郎飴のように
毎日コツコツと流れていく工場です。
行き先は整然と整理された商品管理センター。
繁忙期も閑散期もありません。
向き合っているのは、自分自身
戦っているのは自分への挑戦
溜まったほこりは、澱みを膿みます。
でも、澱みを取り去った後の工場は、さらさらと流れていくのです。
左右に広がっていた行列が動き始めました。
ゆっくりゆっくり、亀は土手まで渡りきったのです。
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