2013年9月2日月曜日

仕事ハッケン伝


 ”引越し業界に挑む”そんなキャッチで始まった番組
大きな冷蔵庫を一生懸命運ぶ若い俳優さん
名前は大野拓郎だそうです。

つまずきそうになりながら何度も休んで運んでいた50キロの冷蔵庫
次の日、彼は10段の階段を一回も休まず運ぶ事が出来たのです。

重い物を運べないのは力がないからではない
心が弱いから
「荷物は心で運ぶ物」

悔し涙を流している彼に
「流した涙は汗のしずく」

これが限界と決めているのは
自分への甘え、と熱血教官はさとします。

「やっと夜が安心して眠れるようになりました」
会長からそんな言葉を聞いたのはほんのこの間だった気がします。
どんなに会社が安定しても
いつも、いつも明日への苦しみはつずいていたのです。

天を決めてしまったら甘えがついてきます。
心にかく汗は外からは見えません。

これが天
決めてしまった所から、レンガは崩れていくのでしょうか。



2013年8月26日月曜日

福州


 二年前の景色を思い出せません。

高速道路の上から見下ろす街は高層ビルが建ち並んでいます。
整備され始めた道路の両側は古い建物を壊した瓦礫がいっぱいです。
やがてここも新しい建物が建つのでしょう。

景気は鈍化しているとの報告が嘘のようです。

街は大勢の人であふれ
街は多くの車が行きかい
街は多くの音が鳴り響いています。
街はエネルギーがいっぱいです。

賑やかな話し声は
何を語っているのでしょう。

今日を薙げいているのでしょうか。
明日を憂いているのでしょうか。

大きな口をあけ
大声をあげ、
高らかに笑う口元は
きっと明日の夢を語っているのです。




2013年8月19日月曜日

お客様


 「お客様は答えを持っていないんだよね」

久しぶりに帰ってきた次男の言葉です。
お客様の要望を聞きながら、
でもそのままを提案するのでは駄目
そこに新しい価値をつけて提案していかなくては
お客様の満足にはつながらない

「時間外ならお客様の満足度は高いんだけど、
スキルを高めていくのは厳しいねー。」
お酒の好きな彼は冗談ぽく笑います。

どんなに時代が変っても、
いつも大切なのはお客様満足度

紐解いていた社員教育の為の資料

「すべての製品は製造目的上完成品であっても
顧客の使用目的上では、常に未完成である。」

「明日の顧客の為に、今何をすべきか」

角がちぎれ折れ曲がった表紙、色あせた紙、
常に半歩先を歩いていく事の大切さを
手書きの文字は今も教えてくれているのです。



2013年8月12日月曜日


 ぬぐっても、ぬぐっても滴り落ちる汗
高知では40度の気温を記録したとか。

冷房付けの毎日から抜け出して
昨日はお日様が容赦なく照りつけるお寺の境内にいました。

6月から中断していた久々のお四国まいり
お寺への入り口には、
「もうではなく、まだまだこれからの岩屋寺」の張り紙が

一歩一歩の道のりはふき出す汗との闘いです。
でも、大きく伸びた杉の木はちょうど日陰を作ってくれています。
時折ふくそよ風は、なんと心地よく感じるのでしょう。

「りリリー」
朝7時、待ちきれないように電話がなります。
いつもいつも精一杯考え、
いつもいつも精一杯明日を思い
いつもいつも精一杯今日を思い
いつもいつも精一杯だったお四国。

124回のお四国は、精一杯の分だけ
日陰の優しさが、
そよ風の思いやりが、そして感謝がありました。

ふき出す汗
少しでも肖りたいと思うのです。








2013年8月4日日曜日

扁桃腺


 4歳の孫、今朝も熱が下がりません。
とんぷくを飲んでも、点滴を打っても、一向に下がる気配がありません。
「何かあったらどうしよう」
、孫の息苦しそうな口元を見ていると不安でいっぱいになってきます。

昨夜も夜通し泣いている孫、起きて看病している若いお母さん、無理しなければ良いけど
久々にやってきた娘の疲れた顔、「大丈夫しっかり寝ている、ちゃんと食べてる。」

毎日毎日、孫の事、子供達の事、会社の事、何かが気にかかります。
まるで、気にかかることを一生懸命探しているみたいです。

人は経験を繰り返し繰り返し、やがて老いていくのです。
何処までいっても何歳になっても、これで満足は無いかもしれない。

一日を見るとやらなければいけないことばかりが見えてくる
でも一生を見るとやりたいことが見えてくる。
主人が撮っていたゴルフのビデオに残された、大和証券のシーエム。

目先の事ばかりを考えて不安になるより
生きてきた人生よりはるかに短い未来かもしれない、
でも一生を見つめた時、
不安だらけの人生は大きな喜びに変ります、感謝に変ります。
生かされている事への感謝に変るのです。

「お義母さん大丈夫ですよ。扁桃腺の熱だから、
心配ばかりしていると、不安な心は移ってしまいますよ」

元気に笑うお嫁さんの笑顔が、太陽に向かってポンと後押ししてくれるのです。










2013年7月29日月曜日

補聴器


 ますます耳の聞こえが悪くなり、テレビの音が大きくなる一方の主人と
補聴器の説明を聞きに行きました。

デジタル化された補聴器はマイクロホンで音を捉え、その音を増幅して
スピーカーから出しているのだそうです。

店長さんは、
「いっぱい聞こえる音の中から雑音は小さく 、人の声は、はっきりとやさしく聞こえるように
しましょう。」
パソコンを操作しながら補聴器の調整をされます。
「スピーカーは、一個のものより4個ある方がより自然な音を感じていただくことが出来ますよ。」

「人の体ってすごいですね。耳に入ってくる莫大な音や濁音を聞き逃しながら
自分が聞こうとするものを確実に聞いているんですね。」

「補聴器は聞こえを補助する器具であり、完全に健康な耳の聞こえに
回復させる事は出来ません。」説明にこんな言葉が添えてありました。

雨上がりの夜道、溜まった水をはねるタイヤの音、水の音、エンジンの音、
様々な音が耳に飛び込んできます。

人は何を聞こうとしているのでしょう
多くの音の中から何を捕らえているのでしょう。
そして、何を受け止めようとしているのでしょう。

通り過ぎていく音たちは、どれひとつ同じ物はありません。
どれも、雑音のひとつでしかないかもしれない。
でも、繰り返す言葉は
いつか心地よさに変ってほしいと思うのです。












2013年7月22日月曜日

蕎麦


 日曜日のお昼
たまたま見かけた地元の情報誌
山県郡北広島の蕎麦どころ
山間の町に蕎麦を食べに出かけました。

紹介されていた情報誌には
遠くからわざわざ食べに来られる人も多いとか

塀に掛ったのれんを潜るとお店?
と疑いたくなるお家の玄関
ドアを開けると、やはりお家の玄関

内から
「いらっしゃいませ」の優しい声が
「こんにちは、なかなか場所がわからなくて、」
靴を脱ぎながら、カーナビのアナウンスを信じなかった主人は、
迷った道のりをカーナビのせいにして話を続けます。

玄関の廊下づたいにリビングが
やはりお家のリビング
和室とリビングが一体化したお部屋にテーブルが並んでいます。
外には緑がいっぱいのお庭。

食事が終わった頃、さりげなく入ってこられた大将
4年前定年退職後、やっぱり蕎麦屋をする事になりました、と。
新築されたお家、小さな花瓶に愛らしい紫色のリンドウの花
住む人も、蕎麦も優しい夏の日でした。