2013年7月29日月曜日

補聴器


 ますます耳の聞こえが悪くなり、テレビの音が大きくなる一方の主人と
補聴器の説明を聞きに行きました。

デジタル化された補聴器はマイクロホンで音を捉え、その音を増幅して
スピーカーから出しているのだそうです。

店長さんは、
「いっぱい聞こえる音の中から雑音は小さく 、人の声は、はっきりとやさしく聞こえるように
しましょう。」
パソコンを操作しながら補聴器の調整をされます。
「スピーカーは、一個のものより4個ある方がより自然な音を感じていただくことが出来ますよ。」

「人の体ってすごいですね。耳に入ってくる莫大な音や濁音を聞き逃しながら
自分が聞こうとするものを確実に聞いているんですね。」

「補聴器は聞こえを補助する器具であり、完全に健康な耳の聞こえに
回復させる事は出来ません。」説明にこんな言葉が添えてありました。

雨上がりの夜道、溜まった水をはねるタイヤの音、水の音、エンジンの音、
様々な音が耳に飛び込んできます。

人は何を聞こうとしているのでしょう
多くの音の中から何を捕らえているのでしょう。
そして、何を受け止めようとしているのでしょう。

通り過ぎていく音たちは、どれひとつ同じ物はありません。
どれも、雑音のひとつでしかないかもしれない。
でも、繰り返す言葉は
いつか心地よさに変ってほしいと思うのです。












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