2013年5月20日月曜日


 雨の中、きゅうりを植える為の垣根を作りました。

昨日は土曜日、いいお天気だったのに、
ゴルフ日和で上機嫌だった主人
今日は絶対済ませておかなければ、と独り言。

朝から降り出した雨、だんだん雨足は強くなっていきます。
斜めに開いた棒を立て、補強のくいを打っていきます。
大雨にならないうちに終わらせなければ、
びしょぬれの帽子からしずくが落ちてきました。

納期物を抱えた月曜日
いつもとミシンの音が違います。

工場は、毎日毎日が勝負です。
今日の遅れを,明日取り戻す事はできません。
何度も何度も聞いてきた言葉です。
ついに、壁に張り出された言葉です。

びしょぬれの帽子、
プレッシャーをかけるのは自分自身でしかなかったのです。










2013年5月13日月曜日

平成の大遷宮


 5月10日 60年に一度行われる出雲大社
平成の大遷宮「本殿遷座祭」にお参りしました。

心配していた雨も上がり、
本殿を囲んだ垣根の内外は正装した人達でいっぱいです。

息を潜め、お祭りを見守る人達の頭上に大きな松が
覆いかぶさるように身体をくねらせています。
やがて松が黒い龍に変わる頃、垣根の間に白い絹垣で覆われた
ご神体は、さわさわとすすり抜けていきました。

やがてライトが消されると当たりは突如暗闇です。
どどうのように響いてきた 「幽冥(かくりよ)の・・」
お腹から、何かがこみ上げてきます。

受けついでいく幸せ
受けつがれていく幸せ

神事が終わったとたんに降り出した大雨は
すべてを清め、きよめ流れていきました。









2013年4月30日火曜日

背中


和食ブームの海外で、和食に合うと注目を集めているワイン、
甲州ワインがNHK「イッピン」で紹介されていました。

もぎ取られたブドウ、工場の中は白い煙が立ち上がっていました。
沢山のブドウで房が押しつぶされないように
二酸化炭素の白い煙がフサを覆って膜を作るのだそうです。

工場を訪れた押切もえさん、
「ブドウってデリケートなんですね」、の質問に
「デリケートに扱っているのです」。

優しく扱うから、優しい深みの味わいが生まれているのです

そっと包み込むように縫い上げた商品、
高級素材だからではありません。
そっと、優しく包み込むように扱っているのです。

凛としたその背中に、優しさを伝えたいから








2013年4月22日月曜日

会話


 黒書院の六兵衛、最終回の章を涙を抑えて読んでいる時でした。
「家計簿の上手な付け方が出ているぞ。」
例によって新聞の投稿欄を読み聞かせする主人
「待って、今 六兵衛を読んでいるから」
それにはお構い無しの大声、ついに言ってしまいました。
「私の時間をとらないで・・・」

何故その会話が必要なのでしょう、
生産現場は物を動かして初めて生産出来ます。

何故、この言葉が必要なのだろう
何故この位置に製品を置くのだろう

物の置き方、束ね方、置く位置、束ねる紐の色
言葉ではなくても伝える方法はいっぱいです。

洗練された工場は、人の流れ、製品の流れも透明です。

生産現場は物を動かしてはじめて生産出来ます。
動くだけと思える現場、
機械の一部のように思える現場

でもその頭の中は、「何故、なぜ、他に方法は」
フル回転しているのです。

2013年4月15日月曜日

ライン


 いつもより早出の朝でした。

駐車した車が斜めです。
薄くなって消えかかったライン、
あわせて駐車したはずなのに右に傾斜しています。

今日は隣に止っている車がありません。
無意識に隣の車に合わせて駐車していた車は、真っ直ぐでした。

いつの間にか合わせる事に慣れてしまっている脳は
ちょっとしたハプニングに混乱しているのです。

何もトラブルなく、何もなく仕事が進んでいく
同じことの繰り返しは、例外を嫌います。

でも、仕事を変えていくのはトラブルなのです。
起きたトラブルをどう変えていくのか、
それは後戻りではありません。
前に向かっていくのです。

人も仕事も前に、前に進んでいくのです。
思いやりの心と手をつないで。








2013年4月8日月曜日


 企業の変革の鍵は何でしょう。
それは、人だったのでは。

一人の人間の知恵では、右の物を左に動かすのも大変な努力です。
蓄積されたノウハウはそれを否定するかも知れません。

でも人が変われば右のものは、上にも下にも動くかもしれない
斜めにだって考えられるかもしれない
受け継がれたノウハウは、さらに新しい発想へとつながります。

何も否定しない、誰をも否定しない
「人を生かす」
新しい時代の到来を感じた帰えり道、
沿道の桜は満開です。

今日は日曜日
「黒書院の六兵衛」も「八重の桜」も
変革の歴史に命をかけた一ページを刻んでいました。





2013年4月1日月曜日

頭はデジタル


「 頭はデジタル、ハートはアナログ」、

久しぶりにゆっくりの日曜日の朝
たまたま見かけたドキメンタリー番組、
あるレストランのオーナーシエフの一言です。

生産者と消費者の架け橋にと、シエフは畜産農家に足を運びます。
食材を生産する農家の人達との会話の中から、
生産者の思い、美味しさへのこだわりが伝わってきます。

生産者の人の思いを伝えるのが僕の役目。
食文化を伝える新しい価値は、お客様の満足度に繋がっていました。

その一方で調味料や味までデータ化
日々の売り上げ、原価と、徹底的に管理されています。

病欠の担当者、
そんなときに起きたトラブル
何が問題だったのか、誰が問題だったのか前に
まず、「自分が」、と受けて立つ時
見えなかったお客様のハートが見えてきます。

データでは管理できないハートはアナログです。