2012年10月1日月曜日
チラシ
いただいたチラシに、たまたま載っていた浄水カートリッジ付きの蛇口
「早く交換してもらえよ。」と注意されながら
ちょっと持ち手が不自由だけど
それでも使えるので、と
いつの間にかもう3年近く
「近所だし
ちょっと行ってみよう」
帰りには注文書を手にしていた私です。
捨てるには忍びないお洒落なチラシ
高級感いっぱいの冊子や心に響く情報誌
広告や、雑誌がポストに入っていない日はありません。
でも、次の行動に
後押しするのは何なのでしょう。
実は、蛇口の大きな写真を見たときから
心は前に向いて行っていたのです。
「そろそろ、換えなくては」
2012年9月24日月曜日
繰り返し
「どうして」
三歳の孫は同じ質問を繰り返します。
「公園に行って遊ぼうね」
「どうして」
「お家の庭は狭いから、公園は広いからみんなが遊べるよ」
「どうして」
「道路で遊んでいたら危ないから、公園はひろいじゃろ」
「どうして」
が何回もつづきます。
昨日の朝、「○○さんが、入院されたらしい」
昨夜、「○○さんが入院されたらしいよ」
そして、今朝
「言ったかの。○○さんが入院しちゃったらしいよ」と主人
「もう、三回も聞きました」と私
学ぶ時も、忘れていく時も
人は繰り返し
繰り返し
繰り返していくのでしょうか。
2012年9月19日水曜日
市電
講演会の帰り道
車をとめた娘のアパートまで
JRなら10分、
たまには、市電に乗って街並みを見て帰ろう
「倍も時間は掛らない、はず」
そんな主人の言葉を信じて
「宮島口」行きに乗りました。
西広島で降り口に向かった赤いシャツのおばさん
なんとなくうかない顔です。
あわてて、「どうだったん」と主人
おばさんは指を重ねて首を横に振ります。
「負けたか」
「この前すごい人出だったね」
「電車に乗れなくて歩いて帰った人もいたらしいですよ」
おしゃべりしているのは、市電の車掌さんとお客様たち
大好きなサッカーのお話らしい、
思わず口をついて出た主人の言葉
「のどかだねー」
なんとなくそう言わせてしまった光景
暖かい、穏やかな、陽だまりのような
いつまでも、なくならないでほしい光景でした。
お目当ての井口駅まで一時間
優しいのどかな風邪がふいていました。
2012年9月11日火曜日
バイキング
地域で採れた野菜が売られていた、山の中の道の駅。
野菜のバイキング料理店が、オープンして一年
休日のお昼時は、待ち時間が一時間はかかる人気のお店に。
大好きな肉じゃがや、旬の野菜は田舎の素朴な味付けです。
まぜご飯におこわ おはぎにデザート
自分でフルコースを作って、田舎育ちの都会帰りのおばさんの
満足度はとても高いのです。
初めて行ったその時は
オープンしてまだ1ヶ月、
不慣れな手つきの叔父さんは
緊張されたのでしょう、
あろう事か二度もお皿を割られてしまいました。
でも、それはそれでとてもほほえましく感じられたのです。
今日は、お皿を割られた叔父さんの姿は見えません。
そして、ちょっと幸せ気分にしてくれる
デザートも、おはぎも別コースになっていました。
お腹に入る量は同じなのに
お皿を割られた叔父さんが、なぜだか懐かしく感じられるのです。
2012年9月3日月曜日
鞆の浦
ゆっくり流れる時間を味わいたくて
鞆の町を歩きました。
曇天の空を映した海は薄褐色いろです。
路地裏の石畳
爽やかな風が通り過ぎていきます。
突然現れた鞆竜馬、
坂本竜馬の、「隠れ部屋」が残るという
「桝屋清右衛門宅」前でにっこり
麦茶をいただきながら、「いろは丸事件」
紀州藩を相手に談判の経緯は
あっという間に約束の時間に
ゆっくり流れた時間は
「また、来よう」
明日へのお土産です。
2012年8月27日月曜日
お別れ
28年間、リミットを支えてくださった古参の社員さんが退職されました。
創業以来、初めての定年退職者です。
玄関のドアを開けると応接間を改造した事務所に、わずか五人の小さな会社。
隣の部屋では子供達の遊ぶ声が響きます。
会長は玄関に背を向けて一生懸命パソコンとにらめっこです。
入社は、本格的に通信販売に業態転換の過渡期でした。
やがて、福山市に新築した日本生命ビルに入居
広い事務所に会長と二人。
その仕事は
会長の夢を聞くことでした。
小さな会社で、大きな仕事
それは、コンピューターを駆使した「喋らない商売」システム
納期を守らないから、断りを言わなければならない
品質が悪いから、断りを言わなければならない
うれないから、買ってくださいと言わなくてはならない
「入金していただかないと、コンピューターが動きません。」
沢山の名言の影に、時代を生きた彼女の存在は
リミットの母体を支えて行ったのです。
2012年8月21日火曜日
秋
朝、玄関のドアを開けると一斉に響いていたセミの声が聞こえなくなりました。
あれから一ヶ月、あっという間に夏はもう秋の準備に入っていました。
なんだか身体が思うように動かないな
お腹がなんだかおかしいな
小さな穴を開けての手術は、あっという間に終わり
天井をみつめた生活もほんの数日
「一週間もすれば元の生活に戻れますよ」
確かに痛みは、徐々に和らいでいきました
でも、かすれて声が出せません
指に、手に、力が入りません。
何もかも当たり前と思っていたことが、そうでは有りませんでした。
身体の小さな動きにも
どれだけ多くの私が、働いていてくれるのでしょう。
玄関のドアが重いなあー
忘れないように、
夕方、秋の虫たちの優しい声が聞こえます。
あれから一ヶ月、あっという間に夏はもう秋の準備に入っていました。
なんだか身体が思うように動かないな
お腹がなんだかおかしいな
小さな穴を開けての手術は、あっという間に終わり
天井をみつめた生活もほんの数日
「一週間もすれば元の生活に戻れますよ」
確かに痛みは、徐々に和らいでいきました
でも、かすれて声が出せません
指に、手に、力が入りません。
何もかも当たり前と思っていたことが、そうでは有りませんでした。
身体の小さな動きにも
どれだけ多くの私が、働いていてくれるのでしょう。
玄関のドアが重いなあー
忘れないように、
夕方、秋の虫たちの優しい声が聞こえます。
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