久しぶりに行ったパン屋さん
小さな町の、小さなパン屋さんです。
でも、人気のパン屋さん
テレビで紹介されてから、ますます朝はごった返していました。
「この置き台は、動線を妨げて邪魔になるね。」
新築されたパン屋さん、娘と会話したのは何年前だったでしょう。
動線の外周りに、三段になったパンの置き台がコの字に、
さらに真ん中に大きな平台が置いてあります。
平台は、手をしっかり伸ばさないと真ん中のパンは取りづらい、
引き返して取ろうとすると、後から入ってきたお客様にぶつかります。
出来立てのパンを運ぶ店員さんとぶつかります。
やがて真ん中の平台は、少し低くなりました。
横に向き直さないと取れなかった野菜ジュースは、向きを変えなくても大丈夫に。
新作のパンと一緒に、少しづつ、すこしづつ、配置が変わって行きました。
そして今朝、久々のパン屋さん
三段の置き台は、二段に、
頭を上げたり下げたりしなくてよくなりました。
お店と工房を仕切っていたガラス窓は取り外されオープンに、
小さなお店が広く感じられるだけではありません。
「おいしいメロンパン、焼きあがりました」
オープンカウンターの上に焼きたてのパンが並びます。
新作のパンと一緒に、きっとこれからも小さな工夫が並ぶのでしょう。
「ウフ、」 なぜだか笑顔がこぼれます。
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