トヨタ自動車の創業者、「豊田喜一郎」をモデルにしたドラマ「リーダーズ」を見ました。
「車は輸入すればよい」、融資を否定し続けた日銀総裁は最後の決断の時、
「なぜ君は、世界の主流である大型車ではなく小型車にこだわるのか」
「それは、小型車が狭い日本の国土にあっているからです」
「なぜ君は、国産車にこだわるのか」
「それは、自動車産業がこれからの日本を豊かにするからです」
「なぜ君は、これだけ反対されているのに困難な道を選ぶのか」
「それは、誰でもが出来ない道だからです」
油が染み込んだ両手。
資源のない日本、そんな日本が世界で勝負するには、技術しかない、技術で勝負する、
いつも油もぶれで戦った技術屋の手でした。
日本を豊かにしたい、車産業が日本を救う、創業者の夢に社員は希望を託したのです。
「同じ道があるなら、苦しい道を選ぶ」
創業時代から会長が守り続けた信念です。
「日本一の女子作業服」、毎朝朝礼で唱和した言葉、
社員は会長の夢に夢を重ねました。
土曜日の夜、さわやかな吹奏楽の演奏会に招待状をもらいました。
白いシャツ、黒いパンツ、若いコンドル達は、タクトに合わせてその表情を変えていきます。
青春の真っ只中、未来へ羽ばたくその音は、調和の中に個性をみつめていました。
想像される厳しいレッスン
でも、子供たちがみつめるタクトの先に見えたのは、「希望」という名の光でした。
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