福州から帰国して一週間、悶々とした日々が続きます。
きれいな商品が縫えました。
自動裁断機で裁断されたそれぞれのパーツは、分類され棚に並んでいます。
色違いを防ぐ為の順番がふられ、必要なパーツに生地を安定させる芯地が貼られ、 順序良く製品がミシンの間を流れてゆきます。
でも、希望とする枚数が縫いあがりません。
多品種小ロットのリミットの製品。
あっという間にひとつの商品は縫い終わってしまいます。
縫製の経験が全く無かった総経理
でも、一つ一つの失敗が新しい引き出しを作ってくれました。
いよいよ最後の砦です。
福州の問題は実は日本が抱える問題でもありました。
リミットの生産は、販売という母体に支えられてきました。
福州に指導に行ったと思っていた私達、でもそれはぬるま湯につかり続けている
自分達への警告でした。
「人は感じただけ成長できる。」
NHKの大河ドラマで勝海舟が言っていた言葉です。
40年間、みつめ続けたリミットです。
若い力とともに、この大きな砦を越えて行きたいと思うのです。
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