2009年8月10日月曜日
美容院
「そろそろ限界ね」そんな言葉に後押しされて三ヶ月ぶりに美容院に行きました。
よく磨かれたショウウインドウ、奇抜な印象のオブジェ、黒いソフア
セレブな印象のそのお店は、過去何回か前を素通りさせたお店です。
やっと透明なドアを開けたのが三ヶ月前
「今回は髪が短いので後ろ髪が中心で分かれてしまいます。
次にこられたときには少し長くなっているので後ろの分け目が出ないようにカットしますね」
おまけにハンドマッサージまでしてくださり皇女のような気分で見送っていただきました。
「今日はどうなさいますか?」
「カットとパーマをお願いします」
足を投げ出してソフアに座ると「少し後ろに倒れますよ」
優しい声と一緒に、指先はこめかみから額へと強弱をつけながら頭全体を
マッサージしていきます。
「今日は髪の長さはどうされますか」
「夏だから、思い切ってきりましょうね」
「パーマをかけた後でかっとしますからね」
「そうか、そうか、パーマをかけた後でカットするのか」細かい説明にうなずきながら
だんだん髪は変身していきます。
「今回はパーマ液が流れなかったでしょう、ひそかに策を練っていたんですよ」
「エッツ」と私。
「前回のとき、パーマ液が流れていつも困っているってお話されたでしょう」
いつも、美容院で悩まされていたパーマ液、「覚えていてくださったんだ」
「お名前も、どんな薬を使ったか、調合の割合、髪の印象一回でも来てくださった
お客様は必ず覚えています。」
「どうしたら、そんなに覚えておけるのですか」
「美容師という職業が大好きなのです。」
帰り道、見上げた夏の太陽はまばゆいばかりに輝いていました。
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