2014年12月1日月曜日

桶職

日曜日の午後のNHKテレビ
 心の時代~宗教・人生~をみました。

朗読されていたのは内村鑑三の詩でした。
三浦半島を散歩されていた時、一人の桶職人が無心に桶を作っておられた。
その姿は鑑三の心を大きく揺さぶった、解説者の人がそんなお話をされていました。 

 桶職(をけしよく)


  我は唯(ただ)桶を作る事を知る、
  其他(そのほか)の事を知らない、
  政治を知らない宗教を知らない、
  唯善き桶を作る事を知る。

  我は我(わが)桶を売らんとて外に行かない、
  人は我桶を買わんとて我許(もと)に来る、
  我は人の我に就いて知らんことを求めない
  我は唯家にありて強き善き桶を作る。

  月は満ちて又欠ける、
  歳は去りて又来たる、
  世は変り行くも我は変らない、
  我は家に在りて善き桶を作る。

  我は政治の故を以て人と争はない、
  我宗教を人に強ひんと為ない、
  我は唯善き桶を作りて、
  独り立(たち)て甚だ安泰(やすらか)である。

                 (ネットより引用しました)

月曜日の朝
雨上がりのお日様は
工場の奥深くまでさしこんでいます。
ただ黙々と働く、人達です。



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