中東に旅行された気功の先生、旅先でのお話です。
「半値に負けて」
年老いたお百姓さんが売られていたパンはわずか2円
それを1円に負けてと値切ってしまった日本の旅行者
「お金は要らない、持って行きな」
みすぼらしい身なりのご老人
パンを売ったお金は今日の糧のはずなのに
紳士服の仕立て屋さん
ボタンをかける穴は生地にあけた穴を糸でかがって作ります。
工業化の波の中で短時間に出来上がるように、
細いかがり糸は太い糸に変って行ったのだそうです。
でもイタリアの仕立て屋さん
今も細い糸で一本一本かがっておられるそうです。
一個のパンが出来上がるまでに、どれだけの季節があったでしょう。
洋服の最後をまとめる穴かがり
ここまでの工程にどれだけの人の技があったでしょう。
「値引きは出来ません」
大量に買ってくださるお得意先にも、一枚のお得意先にも答えは同じです。
貫いてきた信念は、「もの作りへのプライド」なのです。
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