2013年6月24日月曜日

エプロン


 研修日の土曜日
企画とは違う存在の工場で働く人たち、皆でエプロンを作りました。

パタンナー泣かせのデザインばかり
画面に向かって腕組みしていたパターンナー
どんな仕上がりになるのでしょう。

下請け工場から脱皮したい、
メーカーへの夢を追って一工場の縫製社員に
サンプル作成の命が下りました。

パターンなど作った事がありません。
倉庫の片隅で、出来上がったのは紙くずの山
作ったサンプルは、一点も日の目を見ることはありませんでした。

メーカーとして独立したのはそれから数年後の事でした。

人は出来るから指示されるのではありません。
指示されるから、出来るようになっていくのです。

パターンナー泣かせのエプロンたち
アッと目を見張るできばえです。





2013年6月17日月曜日

おたる寿司屋通り


 北海道小樽で創業70年の老舗、おたる政寿司の社長さんのお話を聞きました。

終始明るく元気の良い姿は、とてもはつらつとされ
まわりの人達をも元気にしてくれます。

脳が創る世界は、自分が創る世界
楽しい世界をイメージすると楽しい世界がやってくる。
自分中心を捨てる、他人軸を中心に考える
誰を喜ばしたいのか
喜ばしたい人が見えてくると、夢が沢山出てくる

一番大切なのは顧客開発
顧客がイメージするコンセプトがブランドとなる

ずーと以前から聞いてきた企画開発のお話
他と少しも違ってはいないのに

違っているのは行動されたその事実

おたる寿司屋通りの誕生は
年に1回、魚籃観音さまをお祭りして感謝する会をやりましょう
「魚供養感謝祭」を催したのがきっかけとネットに掲載されていました。

どんな時も、自分中心でない世界がそこにありました。




2013年6月10日月曜日

足摺岬


お参りしたのは、足摺岬、38番札所金剛福寺。

資料には、弘法大師はその岬突端に広がる太平洋の大海原に
観世音菩薩の理想の聖地・補陀落の世界を感得したと書かれていました。

今朝の足摺岬は、雨。
海は白い波を荒々しく打ち上げながら、岩をたたいています。
沖は薄黒く、海と空が一緒にかすんで見えません。
天気予報では、昨日フイリッピン沖で発生した台風が接近しているとか
波はだんだん荒々しくなってきています。

幾つも見える岩には、釣竿をかざした人が岩に吸付けられるように立っています
小船は右に左に傾きながら、波に逆らって前に前に進んでいきました。

山国育ちの私にはとても想像できない姿です。
足場の悪い岩肌、大波に誘われたらどうするのでしょう。
人は波にのまれ、小船は一瞬で転覆するでしょう。

長年の経験から猟師さんは風をよむと聞いた事があります。
これ位の雨風は大丈夫、経験に裏打ちされた自信がそこにはあるのでしょうか。

厳しさの中で培ったもの
それは自信となり
やがて不動のものとなるのでしょうか。

頑固にも思えるその姿は、揺らぎない心です。











2013年6月4日火曜日

月初祭


 どーん、どーん
太鼓の音は空気を震わせ、天井を震わせ
風をおこしていきました。

1200年の歴史を伝える一ノ宮神社
静まり返った境内を波動が走っていきました。

こうして商売をさせていただけるのは、
会社が生まれた土地、産土の神様のおかげと
先代より感謝の心を、毎月一日の月初祭にお参りするようになりました。

急用で出られない社長夫婦の名代で主人と二人、何年ぶりかの参拝です。

社長の決断は右に行くか、左に行くかを決めることであって中間は無い。
懸命に分析しても答えは出ない。
「やってみなければわからないことを、やる前に決める」 というのが社長の決断だ。

サラリーマン時代は「不満」はいっぱいあったが、「不安」はなかった。
社長になって「不満」はなくなった。その代わり「不安」だらけになった。

会長は極限の精神の本に、松井証券、松井社長の言葉を引用しています。
決断の連続の中、人の力ではないものをそこにみたのです。