2013年2月12日火曜日

室戸


 徳島から海沿いの国道を車は進みます。
当たりは暗くなり、太平洋の波の音だけが耳に残ります。

フロントに出迎えて下さった明るく清楚な女性
もしかしたら、かすかな期待で胸が膨らみました。

握った手をはなすと、目には涙がいっぱいです。
微笑んで会長の近況を尋ねてくださいました。

「いつも、ここで皆の働く姿を見ておられたんですよ」

「皆、良い所を必ず持っている。それを見つけて伝えてあげると、最高の笑顔になるんだ。」
「皆誰でも、いい所を持っているんだよ」 は、会長の口癖でした。

海抜500m以上の鶴林寺、そして太龍寺
傾斜のきつい石段を何段も登っていきます。

「この石段を100回以上登られたのか」
主人と二人言葉に出さずにはいられません。

何度、会長は足を止め、自分と戦われたのでしょう。

厳しさに立ち向かう会長の心を慰めてくださった多くの人達は今日も笑顔です。











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