なかなか開かなかった桜の花が、昨日の回復したお天気のせいで一気に花を広げています。
テレビのニュースは桜前線の映像をを追いかけていました。
映し出された新宿御苑の桜はピンクがひときわ鮮やかです。
アナウンサーさんは伝えます。
一昨日の強い風、発着の飛行機が欠航、新幹線もストップ
街は強風で道行く人の周りで物が飛んでいました。
「でも見てください。
それなのに桜はひとつも散っていないのです。
しっかりと茎に花をつけているのです。
それはまだ、桜の役目を終えていないからなのです。」
今日は日曜日、行事続きの合間をぬって桜を見に出かけました。
雑木林の中をやさしいピンクの並木道がどこまでも続いていました。
昔この山城は、毛利に味方し、のろしで尼子の攻めを伝えたという
広大な神辺平野を眼下に、歴史の足音が聞こえてきそうです。
「桜の花の役目は受粉です。
やがて命をつなげた花たちは一斉に川面をピンク色に染めるのです」
アナウンサーさんの興奮した一言を思い出しました。
次の世代に伝えていくもの、次の世代に残していくもの
この世に命をいただいた私たち、次の世代に何を伝えようとしているのでしょう。
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