還暦
あこがれていた赤いバラの花束
白いケーキ
六本の太いろうそく
たくさんのプレゼント
主人、子供たちの笑顔
そして、孫のやすらかな寝顔。
多くの幸せに囲まれてろうそくの火を消しました。
初めて聞いた ハッピィバースデイの歌。
なんだかおしりが落ち着きません。
いただいたプレゼントを開けながら
みんな知っていてくれたんだな
みんなわかっていてくれたんだな
今日を迎える私のために
整えてくれたお祝いの一つ一つに
振り返った景色はピンク色に染まりました。
歩んできた60年、
黒かった景色も
灰色だった景色も
ピンク一色になりました。
そして、今日から生まれ変わった私です。
今日から、振り返らない昨日です。
60年という大きな節目をたくさんの人たちに祝福されることは、やはり60年の生き方がすばらしかったからでしょう。
返信削除んー私の60歳は誰がどうねぎらってくれるのだろうかと少し不安にもなったりします。。。
先週、仕事でお世話になっているある方から電話がありました。
受話器の向こうの聞きなれた声でこう伝えてきました。
「私事で恐縮なんですが、定年で辞めることになりました」
、、、私が社会人になってからずっと迷惑をかけてきたシールの製造業の工場長さんでした。
なんだか自分の体の一部が切り離されたような錯覚さえ覚えました。
いつも印刷機とにらめっこをして、インクの臭いにまみれて、そんな中で私の無理難題を何度も笑顔で引き受けてくれました。
数日後、後任の方と最後の挨拶に来られた工場長はやはり笑顔でした。
50年も一つのことを愚直に誠実に積み重ねた者にしか浮かべることのできない笑顔でした。
そう、迫力ある、説得力のある、誰にも負けない、満面の笑顔でした。。。
後任は工場長と少し歳の離れた弟さんでした。
ありがとう工場長さん。
これからも私をよろしくお願いしますね。
、、、と、すみません、いつものとおり脱線しまくりです。
室長さんの笑顔、きっと私の知っている工場長さんと同じ笑顔だと思って、思わず書き込みいたしました。。。
leoさんへ
返信削除いつも書き込みありがとうございます。
本当に60年生きてきたんだ、と改めてleoさんのお便りを読みながら思いました。
忙しく追いかけた人生だった気がします。これからは一つ一つ丁寧な生き方をしたいと思います。
どうぞこれからも暖かく見守ってくださいね。