2009年4月17日金曜日

商い


 桜も散り、野山が緑に色づきはじめました。
町を走る車の音、学校に向かう子供達の声、なにもかもが華やいで感じます。

春、山も川も小鳥達も、皆が動き始める季節です。

3代続いたその会社は、道を挟んでビルが建っていました。
いつもの年なら、ビルの間を行きかう人たちの元気な姿がありました。
いつもの年なら、備後弁のとびかう明るい声が聞こえていました。

春の息吹は、道に迷ったのでしょうか。
沈黙をまもったそのビルは今日もシャッターが上がりません。


「商売はね、安く仕入れて高く売れば儲かるよ」。

絣から一代にして財をきづかれた
初代オーナーからの助言の言葉だと、会長から聞きました。

「お金、ああそれはひき寄せればいいんですよ」

セミナーでお話された、松下幸之助さんの言葉だそうです。
皆が笑って聞いている中、その言葉を聞いて「そうだ」と思われたのが 
京セラを創業された稲盛和夫さんだったというお話を聞きました。

松下電器産業も社名が、パナソニックに変わりました。

装いも時代とともに変化してきました、人々の価値観も時代とともに変わります。

でもよくよく見てみると、変化の中に時代がある そんな気がするのです。




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