2008年9月8日月曜日

イメージ戦略


 大きな段ボール箱を小さな台車に載せて坂道を上っていく人がいます。
まだ、季節は春だというのにその額には汗が光っています。
登りきった坂道を、今度は反対方向に下っていきます。
たどり着いたそこは、大阪のとある郵便局でした。
初老の紳士は15年前の社長(現会長)です。
箱の中身は、はるかに千通は超える封書。
欲しかったのは大阪の郵便局の受付印でした。

現在はネット上でも見れるようになったネットワーク(リミット通信)。
販売店様にお会いする事がないから、考え方をお伝えする手段がないから
会長はリミットの方針、考えを綴った手紙を書きました。
やがてそれは、大阪経営企画室から発信されていきました。

月に一回、大阪の事務所で開かれた経営企画会議。
本社から荷物で届いたネットワークのダンボール箱を受け取る日と、会議の日以外は誰も居ない大阪の事務所です。
日本を動かしている西日本の中心からリミットの考えを発信、
そのイメージにこだわった会長です。
イメージにこだわるから、イメージを壊さない努力が始まりました。
本物を見つめる努力が生まれました。

時代は移り、全世界の何処にいても瞬時に情報が飛び交う時代になりました。
そしてますますイメージが大切な時代になりました。
本物だけが生き残れる時代になりました。


●・・・ 今月の室長の言葉 ・・・●
聞こえるのは秋の虫の鳴き声です。田んぼの稲も少し黄色に色づき始めました。知らない間に秋はやってくるのです。誰に伝えることもなく。









0 件のコメント:

コメントを投稿