2014年2月24日月曜日
カタログ
18日、2014年リミットカタログの発送祭が行われました。
巻頭を飾ったのは、かつて考えても見なかった新商品たちです。
ローズ、ライム、ラベンダー、
初めて聞く色名です。
メーカーのリミットは備蓄産業です。
在庫はどのように持つのでしょう
販売は、戦略は、そして生産は、
今日は日曜日、テレビでは終日ソチ五輪の名シーンが報道されています。
中でも世界の人々を感動させたのは、ショートプログラムでの失敗を振り切って
すばらしい演技をみせたフイギュアスケートの浅田真央選手でした。
司会者の人は、苦しんだ真央ちゃんのオリンピックまでの道のりを解説されていました。
人知れず戦ってきた自分への挑戦は、最後の最後に花開きました。
バブル崩壊以後、誰もが萎縮してしまいました。
デフレが加速する中で、人々は何を見つめ何と戦ってきたのでしょう。
降り積もった雪の中、押しつぶれそうになる心を暖めたのは何だったのでしょう。
技術を磨き、ノウハウを高め、自分を磨き、
来たるべき時をジーと待っていたのは土の中のチューリップだけではありません。
「自分の好きなものを作りなさい。
お客様第一号になるんだよ。
ターゲットは商品が作ってくれる。」
ピラミット型に積まれたカタログの中央で、やさしくおなかを見つめる女性
赤ちゃんを抱いたお母さんは、最高の笑顔です。
祝詞が流れる中、30年前のあの日を思い出していました。
2014年2月17日月曜日
靴
トントントン
もう眠ったのかなと思った遅い時間
二階から降りてくる小さなやさしい足音が聞こえました。
翌朝、いつものようにあわただしく出かけた玄関に
名前を書いた真新しい靴が、きちんとそろえて置いてありました。
昨日、おじいちゃんに買ってもらった新しい靴です。
トントン、
そーと階下を気遣った足音はどんな明日を想像したのでしょう。
新しい靴を履いて
大好きな縄跳びを、いっぱい飛ぼうと思ったでしょうか。
お友達と鬼ごっこをしようと思ったでしょうか。
大きな口を開けて
靴は、ご主人様が降りてくるのを今か今かと待っているのです。
今日は、今年初めての会議です。
新しい組織、新しい取り組みがスタートしました。
明日に向かって
若い力は何を考え、何を取り組もうとしているのでしょう。
トントントン
希望に満ちた足音に、そーと聞き耳立ててる私です。
2014年2月10日月曜日
遊具
日曜日、孫たちと近くのデパートに遊びに行きました。
遊具メーカーがオーナーの有料の遊具施設です。
敷き詰められたマットは暖かくて小川や野原、によっこりキノコにウサギさん
まるでおとぎ話の絵本のようです。
でも、もうすぐ5歳になるお兄ちゃん、しばらくすると飽きてきました。
歓声が上がったのはその後でした。
初対面のお友達とお互いのプールに、ボールの入れあいっこが始まったのです。
二歳の弟も効果音付の直球で挑みますが、プールまで届きません。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。ピザはいりませんか。」
「おばあちゃんがお客様ね。」
小さなお家は、小窓や滑り台、時計台もセットになっています。
想像力は広がりあっという間に二時間が過ぎました。
押し付けた解決策はなかなか前に進みません。
問題と捉えるのか、問題とは思えないのか
意識の違いは次のステップを踏みません。
与えられた遊具、すぐに飽きるだろうと思ったのはおばあちゃんです。
遊び方を創造したのは幼い子供たち。
押し付けは解決策ではないのかもしれない。
待ってみよう、明日という日を。
2014年2月3日月曜日
おしくら饅頭
「どうしたらいいだろう、」
責任者の皆に声をかけてみました。
出てきた答えは一人ひとり違っていました。
でも、前に向かって進みたい、思いは皆同じです。
日曜日朝のテレビ、チャンネルを切り替えるのにたまたま見かけた番組
社長さんを始め社員全員でおしくら饅頭をしていました。
力が強すぎて弾き飛ばされる人、倒れる人
はじめは上手くいきません。
でも何回かしているうちにだんだんバランスが取れてきました。
ナレーションは語ります。
「相手の力を、相手の心を知ろうとする心が動いたのです。
やがてそれぞれの心が一点に向かっていった時、
バランスの取れた押し競饅頭が出来ていきました。」
おらがおらが、自分が自分が
突っ張った心は強すぎて回りを弾き飛ばしてしまいます。
でも、受け入れる心、相手の思いを知ろうとする心は
バランスの取れた強いチームを作るのです。
おしくら饅頭
押し合いながら、もまれながら、
前に前にと進むのです。
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