2012年5月7日月曜日

高野山


宿坊の朝は、爽やかな小鳥のさえずりで明けました。
深い霧に覆われた奥の院は、
やがて、しとしとと降る雨の中にありました。

弘法大師が開いた聖地高野山、立ち並ぶ大杉の間に
沢山のお墓や供養塔がありました。

人は限りある命を生きています。
でも、両親から受け継いだ命、
両親はそのまた両親から
そう考えると
今この命は、
遠いはるか彼方の祖先から
脈々と受け継がれてきた命

今ここに私たちは限りある命を
永遠に生きている

こうしていただいている命があることが
生かされている命があることが
どんなに有難いか
どんなに幸せであるか

ふと気がつくと、
先日聞いた、お葬式での説法を思い出しながら
奥の院の石段を一段、一段登っていました。

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