頂いた冊子に百歳で今なお現役のお医者さん、日野原重明先生のお話が載っ
ていました。
先生は小さい頃から病気ばかりされていたそうです。
京大医学生の時に、肺結核。
当時は特効薬がなかったので、ただ安静にして半年以上寝たきりだったそうです。
つらく悲しい事に出会った時は「なぜこんな事が私にだけおこるのだろうか」と思い
ます。
でもその意味は後からわかるんですね
一年間の闘病生活がなかったら病気の人の心はわからないままだったでしょう。
医学という学問は学ぶ事が出来ますが病気になった人の心は実際になった人で
ないとわかりません。
突然襲った半身の麻痺は
それまでの生活を一変しました。
老いてなお希望いっぱいの人生が、突然暗闇になりました。
一つ一つ手探りで見つけられた小さな明かり
日野原先生はこんな言葉で綴られています。
すぐに癒されなくても持ちこたえられるという信念が希望を生みます。
希望とはどうしたらそこから脱出できるかを考えるのではなく
どうしたらその状況に耐えることができるか、その可能性をあきらめない事です。
そして、先生は次の世代を作る小学生に こんな授業をされているそうです。
心臓は必要なんだけど、命ではなくてポンプで入れ物なんだ。
「いのち」とは皆さん誰もが持っていて
使える時間の事なんだよ。
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