2011年10月17日月曜日

脇あわせ


 半分に折って重ねられた身頃
一緒に半分に折られた衿
上側になった衿をはね、下側を左手でつかみます。
右手はそのまま下側の肩先をつかみます。

そのまま一振り、
後ろ身頃と前身ごろは自然にそろって前に押し出されます。
そろった裾
後ろ身頃をロックミシンの押さえの下に挟みます  
固定された後ろ身の上に、前身を重ね合わす事で一度に手が決まります。

合わせた裾、脇にある合印を揃えて右手でしっかりつかみます。
左手は身頃に手を沿え、やさしくミシンを踏み込みます。
すると後ろ身と前身の脇のラインは自然にそろって前に進むのです。

何回しても、
商品は違っても 添える手つきは一緒です。
流れる手は
やがて、やさしい商品に生まれ変わります。

先輩から後輩に受け継がれていくのは流れる手と
製品に対する想いです。

何よりも何よりも
一番に伝えないといけない事でした。

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