2011年1月31日月曜日


 「混植・密植型植樹」を提唱し活動されている 
横浜国立大学名誉教授 宮脇昭先生の講演を聞きました。

物とエネルギーがあり溢れた時代。

宇宙の偶然で出来た地球

4億年の命を受け継いでいる私たち。

何のために私たちは、今日を生きているのか

冒頭、83歳とは思えない強い口調で先生は問いかけられました。

人間が、自然の森や土地に手を入れ
人工的な森を作りました。

そのために起こしている台風や地震などの二次災害

神戸の大震災で人々の命を守ったのは
科学の力を結集したセメントで固まった建物でも、
アスファルトでもありませんでした。

人や建物を助けたのは
木々に神様がやどると信じ、自然を拝み敬い
昔のままの森を残した鎮守の森でした。

映像の中
土地本来の潜在自然植生の木群を中心に植えられた木々は
不可能と思われた砂漠に、森を作っていました。

本気ですか、
本気ですか、

エネルギッシュな言葉は
会場中に響きわたりました。





2011年1月24日月曜日

お四国(2)


 「きらびやかなお堂、外車が何台もあるお寺
なぜだか好きになれない」

何年か前、初めてお四国について行った時の副社長の言葉です。

「それは、私のせい」
 
ムッツリとしていたお寺の住職さんに、ご記帳のお願いはいやでした。
そんな自分の心の反映だったと 会長は伝えます。

両手を高く上げ、拝むように記帳本を受け取られた住職さん
笑顔で、ご苦労様の声が聞こえます。

すべては自分のせいと、気がついたのは百回を越えた頃から

一人での旅支度も
一人での暮らしも
足腰の元気の元

「ありがたい、有難い」

今日も、会長はかすれた声で

 「ありがとう」

        を伝えます。




2011年1月16日日曜日

お四国(1)


 会長の四国巡礼についていきました。

「運転、代わりましょうか?」

副社長の言葉に

「これは私の修行、自分との戦いの第一歩」
微笑みながら運転席に座られます。

140回の巡礼をささえたもの

それは
ご先祖様への熱い思い、
強固な信念と強い意志

40万キロの道のりは、一回も事故なく走れた事への
感謝に代わります。

三坂峠、標高700m超えの岩屋寺

小雪の舞う山道は
登るごとに温度が下がります。

会長の緊張が、運転席から伝わってきました。

2011年1月10日月曜日

生地


 下積みになっている生地たちを
一つ一つ整理していきました。

使いかけの生地は
小さな巻きから大きな巻きまで様々な生地がありました。

紺、グリーン、ピンク
時代のヒーローたちは、ひっそり裁断場の隅で小さくなっていました。

40年の歴史
がむしゃらに追いかけた新商品。
ヒーローにさせてやれなかった
多くの商品がありました。

でも、
一つ一つに歴史がありました。
一つ一つに想いがありました。

暗くなった倉庫の中

整然と整理された生地たちが
輝いて見えました。






2011年1月5日水曜日

おめでとうございます。


 明けましておめでとうございます。

2011年の仕事始めは 社長の年頭の挨拶から始まりました。

先行きの見えない時代
大切なのはコミニュケーション

一人ひとりの能力の向上を目指し
組織はたてに横につながり
より強固な網目となって
一点集中
新しい時代を切り抜けて生きたい

春に迎える新入社員
固定費のアップは、社長の信念の表れです。

年末に買い物に行ったお店の主人、

日本人て素晴らしいですね。
年明けの最初にする事のすべてに
初めという言葉を使うのは日本だけです。

仕事始め、書初め、初稽古
あっ、だから仕事納めというんですね。

決して終わる事のない
明日へ明日へとつながっていく

目指すのは、会長の目指した百年企業です。