2012年11月26日月曜日
玉泉洞
何万年、何十万年の歴史の足音
曇天の南の島は、洞窟をくぐると
そこには神々の神々しい世界が広がっていました。
天井から降り注ぐ数えきれないほどの
針は閃光花火の集まりです
何十万年の歴史の中
針先の一滴、一滴が地球の歴史です。
神殿に続く黄金の柱、
白く輝く広場には、
何体もの神々が静かに、ひっそりたたずみます。
あふれる水
受けきれなくなった器は、さらに下の器へと
コバルト色の光となって注がれていきます。
40年の記念の一日
何十万年もの歴史の一瞬です。
2012年11月19日月曜日
自動改札機
いつもより一層大声で新聞を読み聞かせする主人
感動を一刻も早く伝えたいのです。
大声で読むのは、日経新聞に毎日連載されている「私の履歴書」
オムロン名誉会長の立石義雄氏
自動改札機にまつわる開発秘話
「出来ませんと言うな」
技術者の人達の苦闘の日々
ある日魚釣りをしながら何気なく見ていた川面の流れ
川面を流れる笹の葉が
石に当たって向きを変える
そこに、定期券と、切符の仕分けの鍵が
追い詰められ、追い詰められた時
偶然と思えるようなひらめき
どうしたら同時に通る異なる切符の仕分けが
トラブルなく可能にできるのか
追い込まれたのは、市場のニーズ
追い込んだのは、自分自身。
2012年11月12日月曜日
老木
空を覆うように両手を広げた楠木
幾重にも伸びた太い幹には、沢山の獅子が
髪を振りかぶり、にらみつけています
こぼれんばかりの桜の花々
必死で抱えた老木は
垂れ下がる細木の先まであふれんばかりの花びらです。
143回のお四国
旅路の写真の整理を頼まれました。
移り変わる季節の中
会長の心を捉えたのは
何百年、老いてなお隆々と生い茂る
老木たちです。
紙面いっぱいの大木
レンズの向うに
見上げた空は
透けるような青空です。
2012年11月5日月曜日
青空
ぬけるような青空
さわやかな秋の一日
心温まるお話を聞きました。
寄り添うとは、
感謝であり、愛であり、相手の気持ちがわかるという事
人も自然も宇宙もすべてがつながっているという事
「すべての働く女性のために」
リミットが掲げる理念
どうしたら喜んでもらえるのか、
会長の頭は、いつもいっぱいでした。
「私心なかりしか、」
京セラの稲盛名誉会長は
第二電電、創業の時
何度も自分に問いかけられたそうです。
暗闇の中、新聞配達の音がします。
両手を合わすと
柔らかな蝋燭の明かりは
一段と輝きをますのです。
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