2011年8月17日水曜日

こんぴらさん


 お盆休みの最終日
海をわたってこんぴらさんに行きました。

じりじりと照りつける太陽
アスフアルトに跳ね返る熱気
うるさいセミたちの声を聞きながら
登り始めた石段は
登っても登っても、
見えないところに 次の石段が待ち構えているのです。

「これが最後の石段だよ」

勾配の急な石段は
見上げても石段しか見えません。

いち、に、
主人が数えてくれる段の数を聞きながら
足元だけをみつめて
一歩一歩すすみました。

「ななじゅう、」

爽やかな樹木の香りと一緒に
心地よい風が通り抜けていきます。

まだまだ、一歩一歩だな
まだまだ、







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