2010年9月13日月曜日

流し台


 まだ半分も埋まっていない工場の角で
全体をみわたしました。

20名のラインはミシンの音もはずみます。

どうしても持っていきたかったミシンの前につける流し台
日本では、もうあまり見かけることはありません。

自分の縫ったものがミシンから落ちないようにする為に
次の工程にスムーズに製品を渡すために
どうしても持っていきたかった流し台です。

ラインは小さなパーツを集めながら
衿がつき、袖がつき、やがて一枚の服に出来上がります。

40年以上前、
初めて座ったミシンには、どのミシンもその台がつけられていました。

時代は、大きく変化をとげました。

でも心をつなげていく流し台
どんなに時代は変わっても変わってはいけない理念です。


降り立った大阪空港は、今日も猛暑

新幹線出発時間まであと3分

「走るで、」

若い社長のあとを必死で追いかける、60歳の私です。

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