2012年12月17日月曜日

郵便


 誰もいない我が家に、年末になると増えてくる不在連絡表

「ハイ、〇〇郵便局です。」
「もしもし、不在連絡表が入っていたのですが」

「それでは、追跡番号を教えてください」
「・・・・」
「種類番号は何番になっていますか」
「・・・・・」
小さな文字がいっぱいの不在連絡表
あわてて探すと余計に時間がかかります。

でも、今日の叔父さんは違います。

「もしもし、不在連絡表が入っていたのですが」

「それでは、不在連絡表にシールがはってあります、
そのシールの最初に書いてある追跡番号を頂戴できますか」

「不在連絡表の一番上に郵便番号があります、その横の種類番号を
教えてください」

なるほど、
目線は必要な番号を、すでに発見しているのです。

「よっ”いいね」
思わず拍手をしたくなる私です。




2012年12月10日月曜日

ガンガーラの谷


 
 なだらかに見えた山肌に突然現れた坂道
駆け下りるとぽっかり大きな洞窟が
鍾乳洞の中は神秘の世界です。

洞窟を抜けると
そこは、自然豊かな原始の世界。
赤ちゃんがすっぽり入るほどの大きな竹
何メートルもある根っこを持つガジュマルの木
斜面にきりたった大きな岩は、珊瑚礁の化石
暗闇の中を流れる川

思いは、1万8千年前の古代人・港川人が発見された場所
港川フィッシャー遺跡へ

日本人のルーツでは、とされる港川人
今も発掘が続く洞窟の中

何万年もの命をいただいている私達
感動は頬を伝って流れていきました。