2011年4月26日火曜日

寒い朝


 今朝も寒い朝を向えました。

どうしたのでしょう

きゅうりの苗が育たない
畑に植えたオクラの苗が枯れてしまった。

主人は畑を見ながらぼやきます。

いつもなら芽を摘まなくてはいけない程、ジャガイモは成長しているはずなのに
土から除いた緑の葉っぱがなかなか大きくなりません。

どうしたのでしょう。

このまま、夏がこなかったら

そんな事を考えてみた事もありません。
そんな事がおこるはずもありません。

毎年同じように春はめぐってやってきました。
夏も必ずめぐってくるはず。

当たり前、当たり前
当たり前と思っている事がいかに多い事でしょう。

自然は、私たちに今日も問いかけているのです。

2011年4月18日月曜日

本業


 厳しい経済環境が予測される中、一つ一つの経費の見直しが行われています。
仕入れをおさえ、物の使い方や方法を考えなくてはいけません。

それは、とても大切な事です。
普段から考えなくてはいけない事です。

でもそれだけで、利益が出るのではありません。

私たちはメーカーです。
物つくりをするメーカーです。

工場の使命は、生産です。

10枚出来ていた枚数を11枚出来ないか
たえず考え努力するのです。

抑えられたコストが、利益を生んでくれるのです。

それは、自力です。
自分達との戦いです。

どんな時も、本業を忘れてはいけないのです。



2011年4月11日月曜日

新入社員


 縫いあがった製品に間違ったボタンホールをあけてしまいました。
このままでは製品になりません。

4月に入社したばかりの新入社員
「これをみな解きますね。」

前身ごろにステッチをきかせたかっちりタイプのジャケット。
13枚のジャケットは机の上に束ねておいてあります。

研修期間中の新入社員

二人は心配そうに見上げます。

まず、衿を半分はずしました。一枚終わったらもう一枚、
衿が外れた13枚の製品は机の上に重ねます。

さあ、今度は肩を解きますね。

ステッチは、こうして解いてね。

「はい」

時計の音がやけに大きく聞こえます。

一つ一つの工程は目標です。
一つ一つの工程は区切りです。

ひとつをやり遂げたとき
湧き上がる達成感。

小さな達成感の積み重ねが
やがて、大きな達成感につながるのです。

頑張れ、新入社員

 

2011年4月4日月曜日

春の日


 眼下に瀬戸内の海が広がっています。

穏やかな春の日曜日
出雲大社、福山分祠の館長さんのお話を聞きました。

皆、ご先祖様に手を合わせます
手を合わせお祈りいたします

でも

天皇陛下にお会いしたいと思っても
直接お会いする事は出来ません。
侍従を通してはじめてお会いできます。

会社でも、社長さんにあいたいと思ったら
受付を通らなくてはいけません。

ご先祖様も 手を合わせばお会いできるのではないのです

お父さん、お母さん、
ご両親をとおして
はじめてあえるのです

つながる事が出来るのです。

小雪の舞う冬の日
ほうかぶりをして
黙々と麦を踏む両親の姿が、涙の向こうに見えました。