2010年11月29日月曜日

端切れ


 気になっていたのは、工場の隅の生地の端切れ
確かに分類され、棚に積んでありました。

でも、一向に動いている気配がありません。

なぜだろう、
なぜだろう

工場に行く度に気にかかります。

一枚一枚開いてみました。

なぜここは、鋏の跡があるのだろう、
なぜ、切らないといけなかったのだろう。

見えてきたのは小さな傷跡

工場は、小さな小さな積み重ね。

「たとえ、十円落ちていてもひらうでしょう」

まだ、家内工業時代の
会長の奥さんの言葉がきこえます。

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